Sunday, August 27, 2023

ホビコムから転載 製作日誌 いすゞ べレット1600GT Type R その12 マスキング大会と細切り大会 2017/01/23

さてさて知ってる方は「もぉ知ってるよ」というスキルだらけの製作日誌またまた始まります。
お楽しみの、べレットGTRの象徴とも言えるボンネットの黒抜きを行います。塗り分け目はマスキングテープを必ずシャープなデザインナイフで切りその線が来るようにしてます。ついでに前後窓枠、ミラーフィニッシュの細切りとのコンビで再現する予定なんで、ラバー部を黒抜きするため同時にマスキングしてます。マスキングの方法の詳細は後ほど・・・。

↑こんな仕上げで終わりませんからご安心を。これがクレオス(ラッカー系)のフラットブラックを5倍くらいにシンナーで薄め、遠目から吹いたものです。なんで遠目に吹いたかというと一気にドバっと吹くとマスキングテープの密着が甘いところから塗料が入り込んでスジになるので。で、壮大に面が荒れてますが、この写真の後、ティッシュで表面と塗り分け目をやさしくコシコシこすったのが記事後半に登場してくる写真です。10枚超えちゃうんでそちらでご参照下さい。エナメル塗料でやらなかったのは、この後窓枠などでエナメル塗料を乗せる作業があるからです。
<反省点>いつもの塗り分け時の手順、マスキング→クリアー(今回はラッカー)をエアブラシしてマスキング隙間の目止め→フラットブラックでやればもっと楽でした。窓枠が結構ガタガタになりタッチアップが必要でした。下地を綺麗に磨いたんで、クリアーを割愛して直接フラットブラックをのせたら綺麗に乗るかなと思ったらそんな事なかった(^^; ボディに艶消し色で塗り分けを施すのは初めてでしたのでいい経験になりました。今後塗り分けの際は例外なくクリアーでマスキングの目止めをします。

一番の鬼門?メッキシルバーNEXTでの両サイドの窓枠塗装です。まずはマスキング・・・。私は上記の様にマスキングテープに窓枠のカーブを線に沿ってガンダムマーカーで書き込みまして・・・(必ずマスキングテープ右下の様に「始点」をはっきりとさせてます。そうすれば貼り始めがきまって楽に位置決めできますんで)。

一度マスキングテープを剥がしカッティングマットの上でフリーハンドで線に沿って新しい歯のデザインナイフで切り出します。


んでもって、始点から貼りだして、塗り分け目はつまようじでしっかり押さえていきます。塗り分け目のマスキングテープを一枚でやろうとしないで、私は作業しやすい長さで分けています。だって難しいと嫌んなっちゃうもん。マスキングテープが重なっても、あとで下の様にクリアー塗料で目止めするのでそこから塗料が入るとかの失敗は、ほぼほぼないです。

なんやかんやで、かなりはしょってますけどこんな感じになりました。この後、エアブラシでタミヤエナメルのクリアーを遠目から(マスキングテープの隙間にクリアが入らないように遠目から)→タミヤエナメルの艶ありブラック→よく乾燥→メッキシルバーNEXTを圧を極力下げて遠目からパラパラと吹き、マダラ模様になる状態を何度も吹き重ねる、を行ってます。メッキシルバーNEXT、不思議な塗料で通常の塗料のように一気に「滑らかに」吹くとただのシルバーになり失敗します。通常塗料だと梨地になる吹き方、薄くマダラ模様になるように吹いていくこと5~6回(結果マダラでなくなる)、30秒程度乾燥させながら重ねて行くと、結果下の写真のようにキラメいてくれます。んん~~快感。
ラッカー系のブラック下地にしないのは、研ぎ出しをしないと平滑な下地にならずメッキ調にならないから。あ、私のエアブラシスキルの問題か。でもエナメルは研ぎ出しなしでスーパー平滑になってくれますヨ。

上の写真がマスキングテープを剥がしたあとの結果です。上手くいったでしょ(^^♪
これ、失敗ないです。多分、エナメルクリアーって顔料とか染料が少ないのか、ラッカーの塗面にもしっかり食いついてくれるようで、その上にのせた塗料もプライマー的な働きをして保持してくれてるような気がしてます。なので、マスキングテープに塗料が持って行かれることがない様です。マスキングの隙間止めにもなり一石二鳥!?
で、ガンダムマーカー(スミ入れ用グレー)でスミ入れしました。メッキ一辺倒より立体感出たでしょ♪ ただ、このガンダムマーカー、エナメルよりちょっと強い塗料のようなのではみ出したら電光石火で指でふき取らないと残って拭けなくなりますので要注意。私の方法でメッキ調塗装するとエナメルシンナーで上からこすれないのが難点と言えば難点。でも仕上がり重視で採用してます。

もういっちょ細かい作業に移ります。ハセガワミラーフィニッシュを細切りにして前後窓枠の再現です。ここはラバー+メッキモールの旧車としては拘りたいところ。直線的な部分を作業しやすく長めに切ったミラーフィニッシュを位置決めし、貼り付け後、角の直線が途切れる部分でデザインナイフで切り取ってます。


角の部分は、マスキングテープに型取りしておき、それに準じた形でデザインナイフで切り出しました。2~3度は失敗するつもりで挑みます。・・・1度じゃ上手くいかないし、そもそも失敗前提で取り組めばイライラしないで済みますもんね。案の定、集中力が途切れたとたんに1発では出来なくなり何度もやり直しました。
そもそも実車のメッキモールの構成は、角での接合ではなく直線部中央上下2箇所。フィクションになっちゃうんですけど、こうじゃないととてもじゃないけど作業できないので・・・。
まぁカスタムパーツでレストアした車両、という解釈もアリ。

あんまりお見せ出来るモンでもないですけど、まぁこんなもんでしょうと。写真だと数倍に拡大されてしまうんでアラも目立ちますよと(^^; 角パーツ、あえて周辺のモールより太くしたけどそこまでの演出は要らなかったかも。
ミラーフィニッシュを貼ったのち、上からエナメルクリアー+フラットベースで半艶にしたものを筆で息を止めながら窓枠に塗りました。サイドの窓枠とのツヤ合わせと、ボンネットとのツヤの違いを強調するのと、保護の塗膜の役割とで一石三鳥です。
と、一気に製作日誌に書きましたケド、フロントウィンドウのミラーフィニッシュの作業だけで2時間近くかかりましたとさ。

・・・リアウィンドウ、出来ると思ったけどもう集中力切れ・・・
まぁ、慌てない。











No comments:

Post a Comment