さてさて知ってる方は「もぉ知ってるよ」というスキルだらけの製作日誌またまた始まります。
お楽しみの、べレットGTRの象徴とも言えるボンネットの黒抜きを行います。塗り分け目はマスキングテープを必ずシャープなデザインナイフで切りその線が来るようにしてます。ついでに前後窓枠、ミラーフィニッシュの細切りとのコンビで再現する予定なんで、ラバー部を黒抜きするため同時にマスキングしてます。マスキングの方法の詳細は後ほど・・・。
↑こんな仕上げで終わりませんからご安心を。これがクレオス(ラッカー系)のフラットブラックを5倍くらいにシンナーで薄め、遠目から吹いたものです。なんで遠目に吹いたかというと一気にドバっと吹くとマスキングテープの密着が甘いところから塗料が入り込んでスジになるので。で、壮大に面が荒れてますが、この写真の後、ティッシュで表面と塗り分け目をやさしくコシコシこすったのが記事後半に登場してくる写真です。10枚超えちゃうんでそちらでご参照下さい。エナメル塗料でやらなかったのは、この後窓枠などでエナメル塗料を乗せる作業があるからです。
<反省点>いつもの塗り分け時の手順、マスキング→クリアー(今回はラッカー)をエアブラシしてマスキング隙間の目止め→フラットブラックでやればもっと楽でした。窓枠が結構ガタガタになりタッチアップが必要でした。下地を綺麗に磨いたんで、クリアーを割愛して直接フラットブラックをのせたら綺麗に乗るかなと思ったらそんな事なかった(^^; ボディに艶消し色で塗り分けを施すのは初めてでしたのでいい経験になりました。今後塗り分けの際は例外なくクリアーでマスキングの目止めをします。
一度マスキングテープを剥がしカッティングマットの上でフリーハンドで線に沿って新しい歯のデザインナイフで切り出します。
ラッカー系のブラック下地にしないのは、研ぎ出しをしないと平滑な下地にならずメッキ調にならないから。あ、私のエアブラシスキルの問題か。でもエナメルは研ぎ出しなしでスーパー平滑になってくれますヨ。
上の写真がマスキングテープを剥がしたあとの結果です。上手くいったでしょ(^^♪
これ、失敗ないです。多分、エナメルクリアーって顔料とか染料が少ないのか、ラッカーの塗面にもしっかり食いついてくれるようで、その上にのせた塗料もプライマー的な働きをして保持してくれてるような気がしてます。なので、マスキングテープに塗料が持って行かれることがない様です。マスキングの隙間止めにもなり一石二鳥!?
で、ガンダムマーカー(スミ入れ用グレー)でスミ入れしました。メッキ一辺倒より立体感出たでしょ♪ ただ、このガンダムマーカー、エナメルよりちょっと強い塗料のようなのではみ出したら電光石火で指でふき取らないと残って拭けなくなりますので要注意。私の方法でメッキ調塗装するとエナメルシンナーで上からこすれないのが難点と言えば難点。でも仕上がり重視で採用してます。
もういっちょ細かい作業に移ります。ハセガワミラーフィニッシュを細切りにして前後窓枠の再現です。ここはラバー+メッキモールの旧車としては拘りたいところ。直線的な部分を作業しやすく長めに切ったミラーフィニッシュを位置決めし、貼り付け後、角の直線が途切れる部分でデザインナイフで切り取ってます。
そもそも実車のメッキモールの構成は、角での接合ではなく直線部中央上下2箇所。フィクションになっちゃうんですけど、こうじゃないととてもじゃないけど作業できないので・・・。
まぁカスタムパーツでレストアした車両、という解釈もアリ。
ミラーフィニッシュを貼ったのち、上からエナメルクリアー+フラットベースで半艶にしたものを筆で息を止めながら窓枠に塗りました。サイドの窓枠とのツヤ合わせと、ボンネットとのツヤの違いを強調するのと、保護の塗膜の役割とで一石三鳥です。
と、一気に製作日誌に書きましたケド、フロントウィンドウのミラーフィニッシュの作業だけで2時間近くかかりましたとさ。
・・・リアウィンドウ、出来ると思ったけどもう集中力切れ・・・
まぁ、慌てない。
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