Friday, August 25, 2023

ホビコムから転載 製作日誌 フジミ いすゞ117クーペ ハンドメイドその6 内装・ボディ研ぎ出し 2016/09/11

 

さて、シートに移ります。フロントシートは後ろからがらんどうなのが丸見えでカバーするパーツも入っていないので、プラ板で蓋です。それでもヘッドレストとの段差部が出るのでパテで埋めます。・・・昔の仕事にケチつけたくないですけど、まあこのころのフジミはまだこういう仕事がありましたね。スバルWRXの2005年モデルが素晴らしかったので、後から手を付けた117クーペはちょっとトホホです。
 接着剤の関係か、プラ板がシボシボになってますがまあ古いクルマなんでこの辺は革がシボシボになったという解釈で放置。


フラットブラックをエアブラシで吹き付け後、粗目のコンパウンドで実際の使用で擦れやすそうなところを磨いて艶出ししてみました。んん~微妙過ぎてもっと強調したいところですが、そもそもシート形状もトホホな感じでやるなら形状までいじらなくてはという感じですのでこの辺でヨシとします。


ドア内貼りもそんなに見せ場が作れなそうなんで、ハンドルノブだけキラッとさせます。タミヤエナメルブラックを面相筆でのせ、乾燥の後クレオスメッキシルバーNEXTを面相筆でさらっとのせてます。内貼り全体は、セミグロスブラックを吹いており、シート等との質感の違いを出そうとしています。


で、内装を組み込みました。フロアはフラットベース粗目を混ぜたブラックで塗ってます。フロアマットは現状作っていません。いままでフロアマットを作成しても全く目立たないことばかりでしたので、そのへんは気になったら後の対応ということでゆる~くいきます。フロントシートやダッシュボートはゴム系接着剤でとめてあり、後でなにか手を入れたくなったらパーツを破損せずに取り外し出来るようにしています。
 あ、何気にエッチングパーツのシートリクライニングがついてたりします。これは2個目に手に入れたキットがエッチングパーツ入りだったため、ここで使用してます。厚みが実車と全く違い足りませんが、厚くすると今度はセンターコンソールやドア内貼りに干渉するのでそのまま。
 ちなみにエッチングパーツはこれ以外、エンブレム類のほかにはあまり使い物になるのは入っていません。しかも私的に一番欲しかったステアリングホイールのスポークはエッチングパーツにはありません。メーターリングも、趣が全くない形状で径も微妙に合わずフジミのパーツは使ってません。とほほ。


唐突につや消しボディの写真です。これはクリアーコートの1回目が済んだ状態です。いきなりクリアーをメタリック塗装の上にドバッと吹くとところどころメタリックの粒子が浮いたり色が染みだしてきたりしますので、デカールの上に吹くのと同様、最初は遠目から砂吹きをしています。2~3回砂吹き気味に表面をカバーしてからクリアーを厚めに吹いて艶を出していきます。ガイアのEXクリアーをクレオスのレベリングシンナーで薄めてエアブラシ吹きです。


さて、1週間ほど乾燥期間を置きました。私はドライブースなどといった高尚なものは持っていませんので、カチンカチンに乾燥するまでじっくり待ってボディの研ぎ出しに入るようにしてます。完全乾燥しなくても大丈夫っていう人もいますからこの辺は人それぞれなんでしょうね。
 今回初めて「バフレックス」という商品を使いました。手に入れたのは3000番ですが、これ最高ですね。クリアー層に試しにあてがったら、3000番ながら時間かければちゃんとユズ目も消してくれるし、しかも角出ししない絶妙のコントロール加減がしやすいです。上手く説明するのは難しいのですが、他の耐水ペーパー等とは格段に塗面の状況が分かりやすい上に切削面の均一間がすごいです。非常に薄いフィルム状で裏に糊がついてまして、指にペタッと貼り付けて使用できます。台紙につけたまま使用すれば折り曲げてパーツの奥などの研ぎ出しも出来る。これは買ってよかったシロモノです。

バフレックスのおかげで、鼻歌フンフ~ンって感じで楽に、しかも今までにないくらい均一にユズ目が消せ平らになりました。
 このあと、クリアーコートをたっぷり目に吹き、乾燥後にコンパウンドのみで仕上げていく予定です。







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