Saturday, August 26, 2023

ホビコムから転載 製作日誌 フジミ いすゞ117クーペ ハンドメイドその16 小物類などその2~完成 2016/10/10

詰めの作業です。この製作日誌で完了できたらいいなぁ。
 天井内貼りは0.5mmプラ板で現物あわせで作成。リブ部はリューターやら紙やすりやらで多少の立体感を出しています。たぶんリブの数が足りてませんがそこは雰囲気でいいでしょう。あんまりもぐりこんで見ないし。タンとフラットブラックの混合色で塗ってます。

リアサイドウィンドウの開閉機構(少しだけ後ろの隙間が開くタイプの懐かしい窓ですね~)は、毎度志賀昆虫さんにお世話になりムシ針2号を短く切って使用。裏には0.5mmプラ板をそれっぽく切ってフラットブラックで塗装し装着。


「オミットしちゃえよ」という自分の中の悪魔のささやきを無視し三角窓のディテールを追加します。0.2mmプラ板を例によってメッキシルバーNEXTで塗装、ゴムパッキンは面相筆でフラットブラックをそれっぽく。上部の小さなステーは0.5mmを円錐形に加工(リューターにかまして)したものと0.25mmのプラ棒の組み合わせをメッキシルバーNEXTで塗ってます。もっと小さくていいかもしれませんが作業の限界を考え上記のように作成してます。
 この辺は、鉄道模型の方の鉄製部品をハンダ付けするなどのスキルを勉強すればもっといいものが作れるかもしれませんね~。

さて、展示台のことを考え始めますが、手持ちの10mmの長さの精密ねじではシャーシに届きません。さすがノスタルジックな車は車高も高め。ていうかペッタペッタのスーパーカーでもない限り10mmのねじで足りたためしはありません。

で、こんな方法を取ってます。ねじ頭を保持できるプラパイプを、それを入れ越し出来る一回り太いプラパイプと組み合わせ接着、その太いプラパイプ(ラフに車高にあわせカットしておく)を下穴をあけた展示台に貫通させガッチリ接着することでシャーシにねじが届きます。

ちょっち分かり難いですが、これは片側のみプラパイプを入れ越し接着したステーをねじでシャーシに取り付けたものです。2本両方この状態にして、下穴を開けた展示台にステーを貫通させ接着していきます。

フェルト地を敷いて展示する予定なので、フェルトの上にタイヤをのっけた状態で上記で作ったステーを5番目の写真のように穴をあけた展示台に貫通させ接着します。これで高さがきっちり決まりますし4本タイヤ接地も問題なく出来ます。単体では4本タイヤ接地する作品でも、調整の兼ね合いで展示台では接地しないという事が結構ありましたのでこんな方法に落ち着きました。ステーはフラットブラックで塗ってます。
 これ、タイヤがフェルトに沈み込んで自重でタイヤが変形しているようにも見えるので私は好きな展示方法です。

鍵穴のエッチングパーツなどを切り出していきます。飛んでいってなくしてしまう確立は80%以上との統計が私なりに出ていますので、マスキングテープを裏打ちして作業します。
 歯がだめになる前提で、デザインナイフを使用してます。

当然プレートナンバーは「117」ですよね。でもキット付属のデカールでは「1」が合計2個しかなく前後のプレートに足りません(これありえねぇ・・・)。1枚分は他のキットのデカールの助けを借ります。品川でなく横浜にしたのは、なんとなくです。港町にたたずむイメージというか、です。
 ・・・フジミ製の2005年インプレッサWRXから数字のデカール拝借してますけど、なぜか7が1より小さくバランス悪い??
 まぁプレートは後でつくり直してもいいので今回はこのまま採用。
 この後、デカールの上からプレート全体にガイアEXクリアーを砂吹き~厚吹きでなるべく面一になるように塗装しました。ボルト部はまた志賀昆虫のムシ針のお世話になりました。

 お、なんとか今回の製作日誌で納まりました~~!

 今回、初めて詳しい製作日誌を投稿させて頂きました。
 普段は、居住地と自分の勉強の関係で英語でブログに上げてましたが(それもご無沙汰しちゃってますけど)、この117クーペに関してはやはり日本人にしか分からない美しさ、というか昭和の高度経済成長期とあわせ車のメーカーも野心に満ちた製品を作っていた背景などを含め私達日本人は独特の気持ちをこの車に重ねていると思います。その理由から是非こちらで投稿させて頂きたいと思った次第です。

 ホビコムメンバーの皆様からの暖かい励ましの言葉をたくさん頂き、ここで製作日誌を書いてきて良かったと心から思っております。感謝感激です。本当に有難うございました!!そして今後とも宜しくお願い申し上げます。









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