ウクライナのWingsy kits製、九六式二号二型艦上戦闘機・後期型 (A5M2b "Claude" later version)です。私の印象は非常に真面目に作られた、部品の合いや精度も非常に良好なキットでした。サクサク進められる事から、飛行機を初めて真剣に(かつ急ぎで)作った私をメーカーさんに助けてもらったような感覚です。
まずはこの情勢に鑑み、ウクライナにてこのような素晴らしいキットがまた平和の下で生産され世界中に流通することを心から願っています。贔屓目でなく、素晴らしい精度でしたので・・・。
そして、宜楽斎様、あっくんパパ様、FOX様、柏木 光雄様、トロ様、Fame461様をはじめ今回沢山の方々のアドバイスや励まし、質問へのお答え等を頂きながらこの製作が出来ました事を心から感謝致します。この製作に際し、まだまだではありますが実機の知識や歴史などが身についてきて、この製作をやって良かったなぁと深く思えます。新しい分野を始めることは本当に楽しいです!
製作コンセプトは、「現代に蘇った96艦戦」で、新たに復元された機体のつもりで・・・と言うよりは私にはまだ「戦時下のリアルな機体」を製作する知識も技術も無いということでの強引なコンセプトです。
実機は、全面銀ドープ塗装だったとの事ですが現在の私の技術では銀塗装ではただただ平凡な作品になってしまうと思い、思い切って私のイメージの「生のジュラルミン」の機体を目指しました。機体全体にアルクラッドのグロスブラック・ベースを艶々テロテロに吹き乾燥機で丸2日乾かし、アルクラッド・クロームを4回ほど厚めに重ね吹きし輝きを抑え白味を出しジュラルミンぽいイメージにしました。その後1週間乾燥機で乾かしデカールを貼り付け後、水性アクリルのクリアーでコートしています。
グロスブラック・ベースを厚めに吹く際に偶然にパネル間に表面張力で凸が出来、負圧でパネルが盛り上がった様な効果が出たのは儲けものでした。今後は、大きなパネルにももっと凸感が出るように工夫してみようと思います。
カーモデルばかり作っていましたが、飛行機も今後は是非楽しんでいきたいと思いました!・・・積みがさらに増えるのが怖い~~~!!!!
審査員(ホビコム事務局) からのコメント
- 講評
- カーモデルで培った技量が見事に活かされてますね。
模型は、ジャンルを超えて手にした技量を活かすことができるという、とてもよい見本ではないでしょうか。
白みのある色調がまさにジュラルミンのイメージを感じさせます。見事な色遣いですね! 今後の作品にも期待しております。
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