Monday, September 11, 2023

ホビコムから転載 Alfa Romeo 2000 GTAm 製作記その7 外装部品組み付け~完成 2018/10/22

研ぎ出しを終えたボディに窓枠をマスキングし塗装。前後はレーサーらしくゴムパッキン表現だけとしました・・・ってメンドクサイからというのはナイショだ。・・・いや、実際こういう車両多いみたいだし・・・(;^_^A

窓枠の塗装に関してはまったくいつものやり方ですので、よろしければ下記のベレットの製作日誌をご覧ください<(_ _)>

https://peaceloveandmodelcars.blogspot.com/2023/08/1600gt-type-r1220170123.html
(いすゞ べレット1600GT Type R その12 マスキング大会と細切り大会) 


ウィンドウ部品は紫外線硬化の”Bondic”という製品を使用して、マスキングテープで仮止め後に接着していきました。クリア部品の切断面で外から見える部分は艶消し黒で塗っています。
グンゼハイテックのウィンドウ部品は結構な厚みがあって室内を除いた時に目立ちますので、「いつか使うかも」と思って帰国の際に東急ハンズで買った豚皮の黒スエードを切って貼り付け、クリア部品とボディ天井の段差を隠しました。
サイドウィンドウは0.2㎜透明プラ板を切り出して貼ってます。
そしてボディ外からチェックしてスキマが見えるところ(ピラー部など)には黒い絶縁テープを細切りして貼っています。あ、トランクリッドのスキマはトラブル補修の関係でバッチリとボディとの間が開いている(ある意味リアル)ので豪快にテープで蓋をしています。

ウィンドウを貼った後は、ボディとシャーシをいよいよ正式に合体♪
展示台に固定した状態で外装部品を取り付けしていきます。そうすれば、ボディに触らないで作業できますもんね♪

ドアハンドルはもとのモールドを下地作りの段階で削っておき下穴をあけておいたところに洋白線0.6㎜を半円に曲げたものを差し込みました。もとのモールドは・・・いえ、ぶちぶちと文句を言っても仕方ありますまい。ネットで見つけたこのとてもシンプルかつワイルドなハンドル周りを再現することにしたのであります。
プッシュボタンは、径1㎜の針金を切断面を金ヤスリでキレイにしこれも開けておいた穴に埋め込み。縁取り部は0.2㎜プラ板をバルケッタのスーパーポンチ優で2重に抜いたものをシルバー塗装したものです。

あとは、エンブレム類をアクアリンカーやタミヤエナメルのクリアーなども併用しながら接着したり、メッキを漂白剤で落としクレオス8番シルバーを吹いたフューエルリッドをこれもアクアリンカーで接着したり・・・。

作業中に見つけた磨き残しの傷は、また綿棒でFMC-830コンパウンド~ハセガワセラミックコンパウンドで磨いたり。

お顔の作業♪ これを最後の方にしないと眺める時間ばかりが長くなると思いなるべく後に持ってきました(^^

ハイテックの箱に入っていたメッシュは結構な厚みがあり目が細かく色も金属のままだったのでここはアオシマのインプWRXに入っていた黒いメッシュを流用しました。目が粗いほうがレーサーっぽいかなと思ったのと、薄くて作業しやすいし塗装をしなくてもイイから楽だ・・・と(;^_^A

エンジンがなくスカスカなのが見えないよう、ボディとシャーシ合体前にエンジンルームが見えるスキマはシャーシ側でこれまた黒い絶縁テープで隠しています。

ワイパーはModel Car Garage製の”Stock”用ワイパーセットを使用。ブレード部は厚みを稼ぐため2枚重ねにしゴム部はフラットブラックで塗装・・・見えないか(笑)。アームの基部には洋白線0.5㎜を接着し、あらかじめ開けておいたボディの穴にアクアリンカーで接着。

ハイテックにエッチングのワイパーが入ってっく・・・無謀な駄洒落は止めておいて、付属のエッチングワイパーは正直「・・・」な出来だったので使用せず(;^_^A 
・・・本日3本目の製作日誌なので妙なテンションなのはご勘弁・・・。

せっかくのエッチングパーツ、実際使えない/使わないというケースが多いのは「あるある」ですよね。

ただし、アクアリンカーは保持力が弱く、ワイパーアーム基部の洋白線だけではどうしても角度を保てずウィンドウの下部にブレードが下がってきます。そこで、目立たない部分からタミヤのエナメルクリアーを面相筆で流し込み、乾燥するまでアクロバティックな体位で待っていてもらいます。
これも、台座に据え付けしているからこそできる芸当なのです♪

ボディ裏からもっと強力な接着剤でとめる方法もありかと思いますが、でも失敗してはみ出したりする可能性もありますもんね。時間が解決してくれる分には、安全で綺麗に仕上がる方法を取ります♬

ワイパーの接着が乾燥したあとは、ドアミラーの接着のためにまた無理な体位を取ってもらいます。

うっかり下穴を開けてなかった、というかドアミラーの事は仕上げの段階まですっかり忘れてました(;^_^A キットにも、もともと入ってませんでしたしね。

で、色々ネットの画像を見て判断しフューエルリッド同様フジミのコブラDXバージョンのホワイトメタルじゃない方のメッキ部品を持ってきました。軽いプラ部品じゃないとイモ付けでは保持出来ないし(;^_^A 

で、その部品のカット部はハセガワのミラーフィニッシュを貼り付けて補修、ミラー部には台紙ごとスーパーポンチ優でくり抜いたミラーフィニッシュをこれまた台紙ごとドアミラーのパーツにアクアリンカーで接着。ミラーフィニッシュは、台紙に貼り付いているときが一番ミラーらしい輝きがあるので、ならばと台紙から剥がさずに使用しています♪

ボディへのドアミラーの接着は、保持力の高いコニシのGPクリアを使用しています。

でもって、リアコンビもアクアリンカーでボディに接着後、これまたアクアリンカーでボルトのエッチングを取り付けしていきます。Model Car Garage製のボルト/ナットのセットです。+(プラス)の頭まで再現されているスグレモノ♪ 

つまようじの先端を切って平らな面を出し、そこにアクアリンカーを乗せることで極小の接着面にアクアリンカーを着ける様にしています。とがったままのつまようじだと、表面張力でつまようじ先端の両側にアクアリンカーが流れてしまうんですよね(;^_^A

極小のボルトのエッチングは、慎重にデザインナイフで切り出し(Model Car Garageのエッチングは洋白版なんで、デザインナイフで簡単に切れる様に出来てます♬)、鉛筆の先にツバをつけて拾い、接着面に持っていってます。

・・・これで完成?完成なのか??

今回は段取りがキッチリとハマりまして、シドニー・スケール・モデル・ショウの1週間前にここまで来ました。で、「時間があれば作ろう」と思っていたアンダーガードが出来る事に♪ 

117クーペのグリルまわりの縁取りで使おうと取り寄せ、ボツとなり眠っていた0.5㎜厚のアルミ板がここで役に立ちます。大型のカッター(18㎜幅の刃)で何度もなぞったら切れました。短冊状に切り出したものをコニシのGPクリアで仮止めし、瞬着で本固定しています。
そして一旦台座から車体を外して裏返しにし、最終的にはこの写真から形状を少し現物合わせで修正しながらGPクリアーでシャーシに固定しました。これで作業は完了!!


以前から多少お手付きはあったものの、8月から本格的に「10月13日のシドニー・スケール・モデル・ショウになんとか間に合わせよう」と取り組み始めました。絶望的なトラブルを起こしながらも、なんとか段取りを重ねショウの1週間前に完成♪ 
エンジンレスではありますが私の製作ペースから考えればかなりの短期間で、自分が望むなりのクオリティではありますが達成できたのでとても嬉しいです。少なくとも、私にとっては新しく手に入った「宝物」。今後も大事に保管して、気が向けばまた手を入れていきたいと思います。

長らく製作日誌にお付き合いいただき、有難うございました<(_ _)>









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