Sunday, September 24, 2023

ホビコムから転載 TOYOTA CELICA 1600GT (HASEGAWA 1/24) Completed Work 2020/11/24

 


「黒ダルマ」として製作してきたハセガワのセリカ1600GTです。空の下では、少しだけグリーンがかった黒に見えるボディカラーとなりました。ナンバープレートは、西オーストラリアの州鳥「ブラックスワン(黒鳥)」としました。

後付けのオーバーフェンダーをつけ、ホイールはレジン製のTRD TOSCOを履かせました。その他は車高調整やグリルのエッチングへの置き換えなど細かなディティールアップに留めています。なるべく楽に作ろうと始めましたがダルマの美しい曲線に少しずつ気合いが入り始めてしまいました。

このセリカを製作していたら、この車にまつわる妄想ストーリーが浮かんできました。説明文では収まらないストーリーなので、別途投稿をしよう・・・と考えています。プロローグだけ下に書きますのでご興味のある方だけ、ご覧になってみて下さい。一両日中に追って、ストーリーは投稿致します。

~~~プロローグ~~~
「セリ・・・カ??」
ニックはその懐かしさを覚える名前に、栗色に近い金髪のまつ毛をぱちくりとさせた。そして長い脚のストライドで2,3歩とそのサビが所々浮いた薄黄色の車に素早く歩み寄った。いつもなら彼の手は気弱さからか人前で小刻みに震えていた。ドアからリアにかけての曲線をその手で滑らかに撫でた。震えはピタリと止まっていた。

ジャパニーズの旧車が20台ほどもある秘密のガレージの中、いつもと違うその美青年の様子を見て「セリカ」の持ち主Mr.ウォレンは驚いた。そして少し地面をみながら右のこめかみあたりを手で掻いて、彼より背の高いニックの方に静かに顔を上げて向き直した。
「・・・その車、俺の手には余っているんだ。どうだ、$1200・・・いや、$900でいい。お前に譲るから『この娘』をなんとかしてやってくれないか?」 

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