Sunday, September 3, 2023

ホビコムから転載 理想の模型基地を作る!!(シロッコファンの組み込み、等) 2017/12/03

 


さて、作業場環境の改善の必要に迫られまして。というのも、座った時間が長い事による慢性的な腰痛が出てきまして。ということで模型に触るのもそこそこに、色々作業机をいじっておりました。

<↑その1>
まずは、立って作業が出来るようにガレージ用の収納ラックを机の上に重ねました。もともとの机の幅が1200mm(1.2M)、奥行は狭いところで700mm、広いところで900mmのL型と大き目の台。その上に幅1200mm、奥行540mm、高さ900mmのラックを重ねてみたところ立って作業するのに最適な高さの2段目の机が出来上がりました。
色々とひっかけられるボードも付属の物を買ったので、「こりゃ便利♪」とニッパやらなんやらをひっかけまくりました。
LED照明も購入し、ラックの台の底面に取り付けとりあえずご満悦。

<その2>
ついでに塗装環境も良くしようと、模型用の塗装ブースを買おうと思って色々物色したんですがなんせ高い。大体$220(AUS$=約2万円)位からのスタートです。
・・・だったら、ラックの両サイドは何も仕事してないし、下手すりゃもっと能力の高い浴室用シロッコファンとか組み込めるんじゃないの?と思い250mm開口用のシロッコファンを$49で購入。うふふ、安い上に能力が高いシステムになりそうですよ。

まずは、木材を井型に組んでシロッコファンをラックのサイドに固定。手持ちのバルサ材を使っちゃったんで、木ネジが効かずテープと接着剤で現状は見苦しいですが補強してます。

<その3>
でもって、サッシを少し開くとダクトを差し込めるようにします。窓の高さに合わせすっぽり収まるように12㎜厚の化粧板を切り出し。100㎜のダクトコネクターをそこに埋め込み。

*化粧板は以前から用意してありました。今までは大きな穴をあけ、そこに扇風機を逆向きにセットし換気していました。今回その大きな穴を3㎜厚の段ボールと同じ構造のプラスチック板で塞ぎ、その板にカッターナイフでまた穴を開けダクトコネクターを埋め込んでいます。以前までの扇風機による「プロペラファン構造」では風量は多くて良いのですが向かい風の時に押し込まれるということで、風量は少し落ちても押し出し力の強い(=向かい風に強い)シロッコファンの導入となりました。

<その4>
先述のプラスチックボードを形状を合わせ切り抜き、シロッコファンの周辺を塗装ブースにするべくある程度の気密性と見た目を向上させます。シロッコファンのカバーは、本来は穴は開いていませんが吸い込み効率を良くしようと4つ穴を開けました。この4つの穴を紙で塞いでみると音が少し苦しそうに変化するんで無駄な作業ではなかったはず(^^

あとは、ダクトをファンからコネクターに向け這わせ、コネクターに差し込むアタッチメントを取り付け。専用のコネクターなど売っていないので、ホームセンターの換気のコーナーと水道工事のコーナーを現物合わせで捜し歩きました。

<その5>
これが外から見たダクトの排気部。これも水道工事用のPVCのエルボーを利用。コネクタとの接続部はPVC用テープと絶縁テープでぐるぐる巻きにし気密性を確保。
排気部は下に向け向かい風の影響を受けにくいようにしました。そして網を取り付け、虫が入って来ないように加工。・・・カミさんと子供に突っ込まれるポイントを排除しなければ。

<その6>
その、ダクトコネクターを取りつけた化粧板は網戸のレール部に据え付けています。・・・という事は、サッシとの隙間が出来ているという事。これでは虫も入るし向かい風の時はガンガン隙間風が入ります。という事で赤い矢印の部分、化粧板にゴム製のパッキンを強力な両面テープで貼り付け。
今夜は丁度凄い向かい風なんですけど、全然隙間風は入って来てません。やったね\(^o^)/

・・・あ、サッシに貼ってる銀紙みたいなのは、寒い冬の時期に少しでも暖かくならないもんかと思って貼った、裏にプチプチがついた緩衝材です。今回の作業には関係ありません
( ´艸`)

<その7>
そして、扉状に開くよう塗装ブースとしての覆いをまた前述のプラスチックボードで作成。シロッコファンのカバーの厚みがあるので木片を挟んでボードを閉じるときに干渉しないように逃がしています。
これで完成??

<その8>
と、思ったんですが1枚前の写真の仕様ではブースを閉じた状態での換気が出来ない。これからこちら暑くなるので通常作業時も換気したい。
で、閉じた状態でも換気出来るようにプラスチックボードを組み合わせスライド式の小窓を作りました。部品のくっつけはすべて両面テープなのでサクサク進みます。

<その9>
これで、ラック組み込み型塗装ブースの完成です。市販の塗装ブースより広い範囲がカバーでき、しかも大きいファンを組み込めるので能力も高い、しかも安くつくという良い事づくめでしたよ( ´艸`)

(費用概算)
①シロッコファン $49
②ダクト 3メートル $21
③プラスチックボード $5x4枚
④コネクタ、エルボー 計$15
⑤木材 計$20
⑥化粧板 $15  
⑦ゴムパッキン $13
合計=$153(AUS$1=80円とすると¥12,240)
・・・市販の塗装ブースは①~②と、③の一部までの材料と考えられるのでかなり割安でした(^^

塗装ブース用のプラボードはベルクロテープできっちり畳んだ状態で収め、右の壁にも余ったプラボードで壁を作ってもっと道具がひっかけられるようにして、これでひとまず完了!!

喜々としてWRXのクリアーコートを行い、向かい風の環境でも吸い込みが良好な事を確認。前の扇風機の壁付けの方が風量自体はあったけど、向かい風の日は歯が立たず塗装を諦めていたのでこれが正解だと思います。

ラックを机の上に据え付ける事がこんなに模型空間を便利にするなんて想像もしていませんでした。2段目、3段目は立ち作業の台や乾燥スペースにするなど色々使えます(決して積みスペースじゃ、ないぞ)。もちろん座って作業するときも頭上はまったく気になりません。既に様々やっていらっしゃる方が多いとは思いますがこりゃ、おススメですぞい。

明日は皆、ホームセンターに、GO!!(笑)









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