さてさて、完成も近づいてきた私の’59エルカミーノさん。
今回はさくっと内装から。
メーターパネルにはModel Car Garage製のメーターリングを使用。大きなスピードメーターは径が6.5㎜ほどもあり、該当するリングはエッチングでは見当たらないので0.3㎜洋白線を丸めて使用。・・・ちょっと周りとバランスどうかなとは思うけどそこは拘り過ぎると完成しなそうなんでスルーです。
で、メーターのデカールはレベルのインパラから拝借しちゃいました。・・・レベルのインパラは、基本エルカミのドナーで終わりそう。なんて贅沢な・・・。でも一度決心したらタガが外れ、ハンドルも頂くことにしました。外装パーツも今後レベルのから頂きます。・・・ということは、レベルのパーツ精度の方がAMTのエルカミのより数段良い、ということです(泣)。メーターやハンドルのセンターのエンブレムなんかもATMではデカール付属してないし・・・。
ハンドルのセンターは、Model Car Garage製の’59 Impala用エッチングセットから。ちょっと肉抜き穴がプラとエッチングでずれてるのは写真で気がついたのでこの後修正してます。
あ、コンソールのラジオ、ほんとはそこは灰皿ですね。でもいいの。嫌煙家のオーナーが強引にそこにラジオつけたって設定にします(←設定自体が強引ですね)。
さて、このモデルの最大のヤマ場とも言えるメッキモールの塗装です。YouTubeでアメリカのモデラーがインパラとか作ってるの見るとBare Metal Foil(メタルック系)をみんな使ってますが、結局シワがよることも多いし、私はなによりカッターの先がぷるぷる震えてボディにダメージを与えるのが怖い。
で、イバラの道と分かりつつ悪魔のマスキングに移ります。
曲線やら境目やら、間違えないように実車写真とにらめっこしながらじっくりマスキングです。マスキングの手法は、以前べレットGT-Rで詳しく書いた方法とまったく同じです(https://peaceloveandmodelcars.blogspot.com/2023/08/1600gt-type-r1220170123.html)。
今回、1日では無理と考え2日でじっくりマスキングすることを先に決め、心に余裕を持って実施しました。
角を最初に決め、直線部分は後からマスキングテープを重ねる手法で進めています。重なった部分はあとでつまようじで境目をこすったりして隣同士のマスキングテープがずれていないように多少強引に辻褄を合わせています。
また、あとの工程で最初にエナメルクリアーを吹いて境目がもし空いていても隙間に色が入らないよう目止めしています。
休み休み、2日がかりでマスキング完了。
一気に塗装後の写真に飛んでますが・・・。
マスキング後はエアブラシで、いつもの手順で塗装。①タミヤ・エナメル・クリアー(マスキングの隙間埋めとプライマー効果)→②タミヤ・エナメル・グロスブラック(③の下地)→③クレオス・メッキシルバー。メッキシルバーは極力コンプレッサーの圧を下げ、遠目でパラパラっと吹いては乾かし、というのは前に申し上げた通りですね。一度に吹くとただのシルバーになっちゃうんでご注意をば。
あと、三角窓の部分はマスキングが出来ないと諦めたので後ほどそこだけBare-Metal Foilを貼ります。苦肉の策です。
マスキングを剥がしたあと、2日置いたマスキングの下の部分でウレタンクリアがマスキングのしわの跡を発生してるのを発見。もう一回その部分はコンパウンドをかけました。ウレタンクリアを吹いたのは2週間くらい前だったので、ちょっと意外でしたね(;^_^A
マスキングして塗装後にすぐはがした部分は無事でした。
で、これが三角形じゃない三角窓のアップ。曲線部分はベアメタルホイルの糊では乗らず、直線部分のみに使用。曲線部分は結局タミヤのペイントマーカーのクロームシルバーを面相筆に取って息を止めながら塗りました。その後、ガンダムマーカーのブラックで縁取りし、クロームシルバーの塗装面を細く見えるようにしました。これだけ細けりゃ、言われなきゃまわりと違う仕上げだなんて絶対気がつきませんって。
メッキモール類が終われば、あとは結構早く進むはず・・・・と思ったらそうでもない。
まずはキットのライトレンズがハマらない上にレンズカットのモールドが前面に来てることを発見。で、バルケッタさんのライトレンズセットから径5mmのレンズを持って来る事に。
でもそのままでは奥まってレンズが来ます(写真のライトユニット左側のレンズ)。そこでこれまたバルケッタさんのアルミ製反射カップの径5.7㎜のを持って来ると「このために産まれてきました」と言わんばかりにフィット。写真のライトユニット右側です。
’59インパラやエルカミを知る方には、右側のレンズの収まりならば「うん、そうそう」って言ってもらえそうな感じです。しかも反射カップのフチが私の好きな「縁取り」をしっかりキメてくれています\(^o^)/
でもって、キットのエキパイはいわゆる「切りっぱなしの棒」になっててマフラーエンドが無い上に少々短い。キットをいくら探してもマフラーカッターのパーツも入ってない(説明書にも、もちろん無い)。
ので、3㎜のアルミパイプを適当に切断、ルーターにそのパイプをセットし内側に金ヤスリ(プラ用で充分です)を当てて断面を薄く仕上げ内側をフラットブラックで塗ってエキパイにセット。
で、そのエキパイ、長さはまぁ合ってるんですが曲がり方が悪くて取り付け穴に接着するのは難儀・・・。なので、取り付け部にエキパイをまたいでシャーシに小さな穴を開け、釣り糸を通しシャーシ裏から結びました。マフラーカッターの手前に、釣り糸が見えるかな?
これから同様の事をされる方は、ナイロン釣り糸の1号(4ポンド)の安いやつでも手に入れて頂くと細いし4ポンド(約1キロ)の引っ張り強度があるんで充分かと。
エンジンは、そのまま載せるとフロントアクスルのタイロッドに干渉するんでそこを削り、またエンジン後部が内装のバスタブに干渉するんでそこも削らなければならないという・・・。まぁ慣れましたけど(;^_^A
そんなエンジンですから、ここはきっぱり裏から見えるとこだけで終わりにしてボンネットは塞ぐことにします。
フロントおよびリアアクスルは、車高調整時に何度も取り外しできるようナットをシャーシ側に埋め込み、ボルト止めとしています。
・・・あ、サイレンサーに空いている穴は・・・。そこに展示用のボルトを仕込もうと思って思いとどまったためらい傷です。メンドクサイんで埋めません(笑)。・・・見えない、見えない。
苦労して取り付けたエキパイとマフラーカッター、良い感じだけどバンパーにすごく近い気もするんであとで少し曲げるかもしれませんね。
グリル抜こうかな、なんて言ってたんですけど考えただけでジンマシン出て来ましたんでとりあえずメインのグリルはフラットブラックで茶化します。でも細いからこれで充分ですね。・・・その気になった時に洋白線でチャレンジしてもいいかな。
でも、眉毛みたいなグリルはこれもレベルのインパラからパーツを拝借して、網の部分は前出のエッチングを使うべくくり抜いてやりましたのでご勘弁下さい。AMTのパーツは上下一体でもぉ・・・いや、この先は言うまい。
ということで、あとはミラー類やらエンブレム類、ナンバープレートなどを中心に最終仕上げを残すのみとなりました\(^o^)/
・・・それだけで次は最後の製作日誌書くのか・・・?(笑)
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